カーコックで車を買うと
笑顔になる!
皆様にお約束するカーコックのこだわりをご紹介します。
海路と陸路あわせて一万キロ以上。はるばる旅をし、アフガニスタンの子供たちに手渡されたお古のランドセルは、これまで13万個を超える。日本の小学生が卒業して使わなくなったものを化学メーカーのクラレが中心になり集め、2004年から現地に届け始めた。
折しも、イスラム主義組織タリバンの前回の政権が崩壊して数年。ノートや鉛筆入りのランドセルは、男女隔てなく配られ、それまで認められなかった女子へのへの教育の門を広げる契機となっただろう。今年も7800個が新型コロナウイルスの感染予防を施しつつ、検品・梱包され、現地へ向けて6月に横浜を船出した。
同社によると今月中旬にパキスタンのカラチ港に入ったらしい。荷揚げ後、要衝のカイバル峠など約2千キロを走破し、目的地シャララバードを目指す。一帯は今月半ば、タリバンに制圧されたと伝えられるが、予定通り10月~11月には子供らが手にできるだろうか。国づくりの礎である学びの機会が守られるのかも心配だ。
多く外国人の国外退避が進む中、首都カブールでは過激派組織イスラム国の自爆テロなどで多くの死傷者がでた。情勢は混乱の度を深めている。小さな善意を送る側として、こう祈るしかない。ランドセルいっぱいに楽しい学校の思い出を詰め込める日が早く来てほしい。爆発音や銃声の記憶で満たされては悲しすぎる。
-日本経済新聞「春秋」引用-